水島弘史シェフのレシピで、丁寧に豚汁をつくってみる

水島シェフの和食レシピ本購入

ていねいにおいしいとん汁が作りたくなって、検索したら「ロジカルクッキング和食定番レシピ33 」というのがヒット。

無料でも内容はわかりましたが、キンドル版を購入しましたよ。
包丁の扱い方は、別の水島本で読んだのですが、ここにあった、「包丁は上から押すのではなく、力を抜いて、前後に動かす」、と言うのを知ってから、素材を切りたくてたまりません。

ですので、豚汁は野菜やお肉を切っている最中からうれしくて、とても幸せな料理時間を過ごせましたよ。

シェフのレシピには、ごぼうが入ってませんでしたが、どうしても入れたくて、ごぼう、それからこんにゃくを入れました。

それから、さつまいもの代わりに、里芋にしました。

重量が1.5倍に増えたので、その分、調味料も増やしましたが、うまくいったようです。

この方のレシピに慣れると、ほかのレシピで「塩少々」とやっているのが、どうも違和感。
何グラムなのか教えて!って思います。

やってみて、一番仕上がりに変化があったのは、焼いたときに出る肉汁を、キッチンペーパーで吸い取って捨てる、と言うところでしょうかね。

ポークソテーでも書きましたけどね。

この、最初に肉から出てくる汁なのですが、うま味ではなくて、アク。
老廃物なわけです。

これを一緒に料理しちゃうと、臭くて味もまずくなってしまいます。

この汁をちゃんとふき取るだけで、お料理がランクアップしますよ。

詳しくは水島シェフの本をどうぞ。

水島シェフのロジカルクッキング Kindle版

水島弘史シェフのやり方で、ポークソテー。脂身がカリッとなって身は柔らかく焼けました。

脂身に切れ目を入れてまず、脂身だけ焼く

ポークソテーは今まで何度も作りましたが、どうも脂身が気持ち悪い。
くにゅくにゅとあぶらっぽく、おいしいとは言えない。だから食べ残してみたりね。
これ、焼き切れてないからなんですね。
脂身と赤身を同時に焼いて、両方おいしく仕上げるのは無理なんです。

なので、まず脂身だけをフライパンにつけて焼くんですね。
その時、植物油をフライパンに引いておくのですが、これが大事で、油で脂を引き出すってことなのだそうです。
これ、化粧品を落とすのに、オイルクレンジングを使うのと一緒で、油を用いることで脂がうまく引き出されるとのこと。そして、出てきたあぶらをキッチンペーパーでふき取り、捨てることでうま味が残るんです。

脂身がカリッと、きつね色になるまで弱火で加熱します。

塩を振る

その後、一度取り出して、重さを量り、その0.8%の塩を振る、とあるんですが、めんどくさいのでここは適当に塩を振りました。両面です。
少ない分には、あとで足せばよいので、控えめにしてみましたよ。

フライパンを冷ます

そのあと、火を止めたままフライパンを少し冷まします。
80℃くらいに冷ます、とありましたが、はかれないので、適当にしました。
肉を戻したとき、じゅうとも言わなかったので、まあよかったかと思います。

再び弱火、両面焼く

それで、再び弱火です。
身の半分以上が白くなったら、上下を返します。
その間、肉から出た汁は、ペーパーでふき取って捨てます。
これはアクで、老廃物のようなものなので、おいしくないし、臭いので、さっさと取った方がいいです。

返して2分ほど弱火。

あとは、焦げ目をつけるために強火にし、両面をさっと焼いて出来上がりです。

胡椒を振ってどうぞ。

胡椒は、焼く前にふると、すぐ風味が飛んでしまい、焦げるのでお皿に盛ってから振るべし、とのこと。
なるほど、この方がおいしいです。

脂身がカリッと香ばしく焼けて、肉も硬くならず、おいしく仕上がりました。

鉄のフライパンでもいける

水島シェフの本には、テフロン加工のフライパンがお勧めされてましたが、私は持っていず、鉄のフライパンで同様にしましたが、問題ありませんでした。

薄手のもので、本来、揚げ物をするための深めのフライパンです。

焦げ付くかと思いましたけどね、うまくいきました。

フライパンは、硬いたわしなどでゴシゴシやってしまうと傷がつくので、柔らかいスポンジで洗いましょうとのことです。
なるほど、たしかに、傷がつくとそのあと焦げやすくなります。

これは鉄のフライパンも同様で、金属たわしを今まで使ってましたが、やめることにしました。お湯でふやかしてからやさしく洗うことにします。

厚みのあるお肉で挑戦したい

欲を言えば、もうちょい厚みのあるお肉でやってみたかったですね。
次回はそうします。

最近、ヘルシオかホットクックでの調理ばかりでしたが、フライパン料理もいいものですね。

今日もごちそうさまでした。

水島シェフのロジカルクッキング Kindle版

お麩でフレンチトースト作ってみた

小さいげんこつサイズのお麩が手に入ったので

ちぎって作ったおいしい南部手焼き麩 国産小麦粉使用、
という、魅力的な商品を見つけて思わず買ってみました。

が、
こういうのってどうやって食べたらいいのか、いまいち発想が湧かず...

結局、スイーツにしてみましたよ。
どなたかのレシピを参考にして、フレンチトーストです。

慌てて何も考えず、水に浸けて戻してしまいましたが(右の写真)、
戻さずに直接たまご液につけてもよさそう。
戻した場合は、キッチンペーパーやふきんなどで包んで、やさしく、ぎゅうぅ~~っと絞ってください。

麩れんちとーすと(レシピ)

卵1個、牛乳150ml、砂糖大さじ2

を、容器の中でよく混ぜます。
白身が混ざりにくいので、切るようによく混ぜましょう。
砂糖も溶け残りのないよう、よくよく混ぜます。

そこに、水けを絞ったお麩(量は今回3個入れました)、あるいは、乾燥したままのお麩をつけます。

ラップをかけ、冷蔵庫で一晩寝かせます。
または、静かにおしつけながら、たまご液をしみこませます。

フライパンで焼く

フライパンにバターを大さじ1くらい入れ、弱火にかけて溶かします。
そこへ、お麩をたまご液もろとも、全部投入します。

中火弱くらいで、じっくり焼きましょう。
ときどき上下をかえしてね。

あはっ
なんか、たまごがそぼろみたいになってます。
お皿に一個だけ取り分けたら、器がブルーなもんで、色目が変ですね。

ですが、お味は絶品でした。
はんなり~とした、この上もない繊細な舌ざわりで、やさしくて、たぷっとした新食感。
これはクセになります。

作り方はフレンチトーストを踏襲していますが、全くの別物。
フランスパンで作るものが、ジーンズなら、お麩でつくるこちらはシルクのドレスのよう。

いいお麩が手に入ったら、ぜひ作っていただきたい一品です。